花の香酒造の新たなチャレンジ。
無施肥無農薬のお米を使い、熊本県和水町のテロワールにこだわり、自然農法で造られた数量限定商品、3種のお米（雄町、亀の尾、穂増）の飲み比べセットです！
【雄町】
岡山県の篤農家(とくのうか)の岸本勘造が伯耆国大山を参拝した帰路 珍しい2本の穂を見つけ、持ち帰って栽培したのが始まり。 この穂から選抜改良したものが現在も途切れず栽培され続けている唯一の品種。 発見当時はこの2本の穂にちなんで「日本草」と呼ばれていたが、 普及段階で育成地名の「雄町」が通称となって広がり定着した。 栽培の難しさから、戦中・戦後にかけて生産が途絶え、”幻の酒米”と呼ばれる。
花の香らしい香りに加えどこか力強さを感じます。飲んでみるとお米の旨さ、味わい深さとともに和水町のテロワールを感じとれる限定酒となっております。
【亀の尾】
明治時代に山形県の篤農家・阿部亀治が試行錯誤しながら育てあげた「亀の尾」は品質のよさから東日本酒を中心に広がり現在の代表的な酒米の祖先となる。味わいのよさから広く栽培された亀の尾の復活劇に基づいて漫画とドラマ化された「夏子の酒」以降、亀の尾で日本酒を造る酒蔵が増え現在に至る。食味に優れ、コシヒカリやササニシキは、亀ノ尾から良食味を引き継いでいると考えられている。
香りは控えめながら、「花の香らしさ」を感じる品の良い香り、飲み口はスッキリで飲みやすく、酸味が全体を引き締めます。
【穂増】
江戸時代、人々に愛された「穂増」は、「東の加賀米、西の肥後米」といわれ米相場を左右し「添加第一のの米」とも称された肥後米です。その「穂増」は将軍の御供米(神仏に捧げるお米)のお米として用いられ、大阪では千両役者や横綱へのお祝い米として「肥後米進上」という立札をつけて贈られるほどでしたはじまりは1833年、熊本県で一人の農家によって種取りされ、その後熊本を中心に九州一円で栽培されましたが、米の生産量が目指されるようになった時代の流れに取り残され、作る農家もいなくなりました。しかし3年前に菊池川流域の農家達が穂増を見つけ出し長い年月を経て復活を遂げましたたった40粒の種籾から増やすことに成功した江戸時代の肥後米「穂増」を無施肥無農薬で栽培した農家の想い、そして江戸時代に主流だった自然の力を利用した「生酛造り」という伝統の技で醸した熊本の浪漫を感じながらお飲み頂ければ幸いです。
派手過ぎず、大人し過ぎずな主張し過ぎない香りに加え、スッキリとキレの良い印象。旨み、苦み、酸味のバランスの取れたきれいな日本酒。
■要冷蔵 クール便推奨
※数量限定
